vol.445 シスター渡辺和子さんの心の糧


 ブログ「Stay The Young (Trilogy)」をお読みいただき、ありがとうございます。

 以前の更新(vol.248)にて、「カトリック教会がお送りする心のともしび」のテレビ番組で、シスター渡辺和子さんの「キリストの香り」を視聴しました、と書きました。
 今朝は同じくラジオ番組で放送されたシスター渡辺和子さんの心の糧を読みました。
 今の僕にとって、必要な言葉(教え)を以下に引用しておきたい。

 「平常心」
 小さなことでクヨクヨしていた私に、母は申しました。「人間の大きさは、その人の心を乱す事がらの大きさなのだよ」。
 この言葉が、折あるごとによみがえり、私に事がらの大きさを考え、つまらないことに自分の時間とエネルギーを費やしてはもったいないと思う習慣をつけてくれました。平常心に立ち戻ることを可能にする一つの秘訣です。

 「悔い改めて」
 悔い改めることは、後悔することと、少し意味合いが違います。前者には、これから新しく出直そうという意気込みがあるのに対し、後者には、過去への苦い思いだけが込められているように思います。

 「くじけない」
 つまずかない人生を送ることが、人間にとって大切なのではありません。人間のこと、つまずくのはあたりまえ、ただ、その時くじけてしまわないことが大切なのです。自分の愚かさに心を奪われ、我と我が身に愛想をつかし、やけになったり、落ちこんでしまわないことが大切なのです。
 ご自分も数々の失意を味わわれたに違いないイエスは、そんな私たちに向かって優しく、「くじけないでいいんだよ。古い荷物を重くしていた、うぬぼれや、自尊心を肩から外してごらん」と言い、新しい荷と軛に取り替えてくださいます。そして、柔和で謙遜になることこそが、くじけない秘訣であることを教えてくださるのです。一生ついてまわる荷物と軛を、主に倣って担ってゆきましょう。
 

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