vol.457 ますかけ線の手相


 ブログ「Stay The Young (Trilogy)」をお読みいただき、ありがとうございます。

 昨日、連絡が届いて参加予定だった集会が新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
 感染予防に手洗いを、ということで、自分の手だけでなく、他人の手も目にする機会が増えました。
 下の写真は僕の左の掌(てのひら)で、いわゆる、ますかけ線の手相となっています。
 

 手相で思い出すことと言えば、ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の短編「力(りき)ばか」。
 未読の方のために少し引用しておくと、

 力が死にましたとき、母親はあれの左のてのひらに、『力ばか』と、名を書いたのです-『力』は漢字で、『ばか』は平仮名で。そして、何度も-もっと幸せな身に生まれかわってくるようにと-祈りました。
 ところが、三カ月ほどまえに、麹町の、何某さまのお屋敷に、左のてのひらに文字の書いてある坊ちゃんが生まれたのです。文字ははっきり-『力ばか』と-読めました(『小泉八雲集』 上田和夫訳 新潮文庫)。

 とにもかくにも、新型肺炎の早期の終息を祈ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿