Vol.43 『ブルトマン著作集7』聖書学論文集1を読んでいます


 今日はブルトマン著・杉原助訳『ブルトマン著作集7』聖書学論文集1(新教出版社)に収録されている「ヨハネ福音書の序文の宗教的背景」(1923年)と「ヨハネ福音書の考察若干」(1928/30年)の2つの論文を読みました。
 

 「ヨハネ福音書の考察若干」におけるB、「神を見た者はまだひとりもいない(ヨハネ一・一八)」の項を読んで、神は(当然ながら)見えない。だから、神を内面化して、確信すれば、啓示によって、いつでもどこでも(光が)見えるのだ、と気がつきました(『ヨハネによる福音書』にも、確かにそう書かれている、と)。そして、僕はブルトマンの釈義が大好きだと、改めて感じました。
 『聖書(「ヨハネによる福音書」)』の内容はクリスチャンでない素人の僕には分からないこと(謎)だらけ。しかしながら、ブルトマンの著作を読むと、すっきりとした気分になります。それが古くても、間違っていようとも、自分が納得できれば、それこそが最善(真実)で、こと宗教に限っては。
 親鸞聖人が法然上人を信じたように。

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