Vol.258 加藤卓男の陶壁「飛翔の詩」栄ガスビル


 ブログ「Stay The Young (Trilogy)」をお読みいただき、ありがとうございます。

 新年度ということで、特別な話題はなくて、前回の更新(Vol.257)からの続きです。
 昨日も栄へ足を運んだ際、僕が目にしたのは栄ガスビルの一階にある陶芸家の加藤卓男が制作した「飛翔の詩」でした。
 下の写真がそれで、見事な陶壁です。
 

 僕は昨年くらいから、今まで以上に街角にある壁画の類に興味を持つようになりました。特に手で触れられるという理由からで、芸術作品は目で見るだけでなく、手で触れなければ、真の素晴らしさは分からないと感じるようになりました。
 美術館や博物館で展示されている作品は、どれも素晴らしい。しかし、目で見るだけでは、やはりダメ(僕に限っては)。
 僕が岡本太郎の作品を、とりわけモニュメントの類が好きな理由は、幼い頃から目にしていただけではなくて、手で触れられることだったのかもしれないと思うようになりました。
 ひょっとしたら、目の見えない人は、目の見える人よりも、ずっと深く芸術を理解しているのではないか、と。
 そして、僕は『ヨハネによる福音書』の聖句を思い出していた。

  イエスは彼に言われた、「あなたはわたしを見たので信じたのか。見ないで信ずる者は、さいわいである」。(20;29)

 以下は余談。
 発表された新元号は「令和(れいわ)」。庶民がとやかく言える立場にないと承知の上で、出典等は悪くないと感じるけれど、しばらくは「例話」の変換ミス、「昭和」や「平和」といった聞き間違いに気を付けなければ。

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