Vol.30 『ヨハネによる福音書』を読んで


 以前の更新(Vol.20)で、『ヨハネによる福音書』について触れました。
 これをきっかけにして、「風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない(第三章第八節)」をブログのエピグラフに掲げた。
 以来、今日まで『聖書』を開いて、心の赴くままにページを眺めている。
 そうしているうちに、イエスの語る言葉が乾いた僕の心に水のように沁み込んでくる、と書いたら、少し大げさすぎるだろう。
 

 「わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。わたしが与えるのは、世が与えるようなものとは異なる。あなたがたは心を騒がせるな、またおじけるな。(第一四章第二七節)」。
 上の言葉を目にしたとき、僕がこの人生の中で、心底欲しているのは、他の何でもなくて、心の平安なんだと、改めて気付かされた。

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