vol.761 「こころの時代」の余話(二)と円空の和歌


 ブログ「Stay The Young (Trilogy)」をお読みいただき、ありがとうございます。

 前々回の更新(vol.759)からの続きで、NHKのEテレで放送された「こころの時代~宗教・人生~ ほほえみの秘密 円空仏とともに歩んで」について、長谷川先生の口から直接お聞きした番組の余話を予告どおり書き記すことに。
 長谷川先生は木曽川花園幼稚園の開園当時から長年にわたって絵を教えており、園児たちに大人気の先生です。話題が少し横に逸れますが、なぜ長谷川先生が園児たちから大人気なのか、その理由を僕は知っています。
 園内の撮影で、長谷川先生が階段を上がり、最初、右へ向かい、後ろに立つ主任さんから促されて、左へと進むシーンは、間違えたわけではなく、「いつもそうしているからです」とのこと。つまり、いつもは右にある教室へ行き、絵本を読んだ後、次に左にある教室へ向かい、絵本を読んでいるのですが、当日は撮影の都合上、いつもと段取りが違っていました。
 和歌の発見の経緯について。
 僕が思うに円空さんの和歌は他の誰でもなく、必然的に長谷川先生が見つけることになっていたのではないか、ということ。
 下の写真は円空さんの詠んだ和歌です(写真は関市洞戸円空記念館から許可を得て撮影しており、無断転載を禁じます)。
 

 発見した和歌を礎として、円空さんの年表(年譜)に道筋をつけると同時に円空研究者の第一人者となり、長谷川先生はさらになる円空探究の道を歩み続けます。
 妙好人と内観道場(身調べ)と伊吹山平等岩の3つのエピソードについては、先生の著作である『円空仏(カラーブックス558)』(保育社)や『円空の生涯』(人間の科学新社)などに詳細が載っています。
 下の写真は『円空の生涯』の表紙です。
 

 長谷川先生からお聞きした番組の余話については、まだいろいろとあるのですが、ここまでの文章が長くなってしまったことから、次の機会に記したいと思います。

 以下は余談。
 円空さんは擬死再生の修行を経て、最後に即身仏となった。
 長谷川先生は内観道場の修養によって、大いなる自然によって生かされていることを知った。
 僕は精神的崩壊の危機を脱した人生経験によって、新しく生まれ変わった。
 僕にとって、円空さんは北極星であり、長谷川先生は羅針盤であり、僕は両人(円空さんと長谷川先生)の後ろ姿を追いかけています。

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