vol.833 君は栃の実を見たことがあるか


 ブログ「Stay The Young (Trilogy)」をお読みいただき、ありがとうございます。

 10代から80代までの男女十数人に対して、下の写真にある状態(表面にある果皮の割れた)でお見せし、手渡して、「何だかお分かりになりますか」と質問したところ、「栃の実」と正解を答えた人がまだ一人もいないことに正直、驚いている。
 

 次に解答者の目の前で表面の茶色の果皮を割って、中身を取り出し、下の写真にある状態でお見せし、「何だかお分かりになりますか」と再度質問したところ、ほとんどの人たちが「分からない」で、「栗」や「椿」と答えた人が数名。
 

 続けて、下の写真にあるように解答者の人たちに中身を手に取ってもらい、僕が「栃の実です」とお伝えしたら、解答者の口から「初めて見た」や「栃餅」「栃の実せんべい」といった答えが返って来た。
 

 栃の実に関しては、かくいう僕も子どもの頃に一度、手にした記憶があるくらいで、偉そうなことは言えません。
 このブログで取り上げている無患子(ムクロジ)と胡桃(オニグルミ)も栃の実と同様、お見せして、手渡したら、「初めて見た」という人が決して少なくない。
 昨今、世間では「海洋汚染プラスチック問題」や「SDGs(持続可能な開発目標)」と声高に叫ばれているけれども、実際のところは身近な自然さえ知らずにいて、僕の眼には何だか綺麗事を並べているだけとしか映らない。
 ちなみにムクロジもクルミも栃の実も「初めて見た」という人で、欲しい人には「よろしければどうぞ」と差し上げています。

 以下は余談。
 新型コロナは空気感染が主な感染経路というニュースを読んで、これから秋冬に向かい、インフルエンザなどの呼吸器系のウイルス感染症と同様、さらに猛威を振るうのでは、と想像するだけで、怖ろしい。自民党議員をはじめとする上級国民と違い、一般国民の僕は発症したとしても、入院できないことから、不織布マスクの着用、適切な換気、人混みを避ける行動をこれからも心掛けるしかない。

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