Vol.180 『歴代志下』を読んで


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 『歴代志下』は先月26日に読んだが、なかなかまとめられなかった。内容は『列王紀』に対応する。時間が経ってしまったことから、忘れてしまったことも多い。『歴代志下』の一章から九章は『列王紀上』の一章から一一章と同じ内容である。
 『歴代志下』の各章と登場する王を記すと、九章までがソロモンで、一〇章から王国の南北分裂時代となる。
 北王国はイスラエルで、ヤラベアム王。南王国はユダで、レハベアム王に。
 一〇章から一二章はレハベアム。
 一三章はアビヤで、南王国ユダの崩壊。
 一四章から一六章はアサで、一五章はアサとアザリヤ。
 一七章から二〇章はヨシャパテ。
 二一章とニニ章はヨラム。
 二三章とニ四章は祭司エホヤダで、二四章はヨアシ。
 二五章はアマジャ。
 二六章はウジヤで、以降の章から預言者イザヤがたびたび出てくる。
 二七章はヨタム。
 二八章はアハズ。
 二九章から三二章まではヒゼキヤで、三二章はセナケリブが加わり、ヒゼキヤのトンネルについて記されている。
 三三章はマナセ、アモン。
 三四章と三五章はヨシヤで、三四章には『列王紀下』二二章に出てくる律法の書の発見。三五章には旧約聖書の『エズラ記(ギリシア語)』と多くの平行部分が存在して、エレミヤ哀歌について記されている。
 三六章は弱小の王たちで、エホアハズ、エホヤキム、エホヤキンと、最後の王はゼデキヤで、南王国は滅び、バビロン捕囚になる。文末の二二節からは次の『エズラ記』と内容が重複している。
 さて、箇条書きでは分かりづらく、これまでに取り上げた『列王紀上』、『列王紀下』、『歴代志上』に対する参考のためにも、過日の更新(Vol.172)で紹介したマクグラス著・本多峰子訳『旧約新約聖書ガイド』の中から、王と地図を載せておく。ただし、口語訳と新共同訳では、王たちの名前に違いがある。例えば、口語訳ではレハベアムだが、新共同訳ではレハブアム等。
 

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