Vol.166 『列王紀下』を読んで


 ブログ「Stay The Young (Trilogy)」をお読みいただき、ありがとうございます。

 『列王紀下』は先月4日に読みました。
 南王国と北王国が交互に出てくるストーリーや登場人物(「ヨアシ」や「ヨシア」といった似たような人名)が込み入っていて、要点をまとめるのが難しいというのが読んだ最大の印象。
 実際、以下の内容を書くにあたって、再度、読み直す羽目(はめ)になった。しかし、理解が深まって良かったのだと。前置きが長くなってしまった。
 前回の更新(Vol.165)からの続きで、すなわち『列王紀上』の続きで、預言者エリヤからエリシャへのバトンタッチ。

 二章
 11 彼らが進みながら語っていた時、火の車と火の馬があらわれて、ふたりを隔てた。そしてエリヤはつむじ風に乗って天にのぼった。
 

 上に続く箇所からは預言者エリシャの奇跡の数々が記されている。例えば四章の末尾に記されているのは給食奇跡の出所である。
 八章まではエリシャで、九、一〇章はエヒウ(イエフ)の活躍。
 一一章は女王アタリヤ。
 一二章はヨアシ王と祭司エホヤダ。
 一三章はエリシャの最期。
 一四章は南王国ユダのアマジャ王対北王国イスラエルのヨアシで、イスラエルが勝ち、ユダが敗れる。預言者ヨナの名が出てくる。
 一五、一六章は南北の王国が交互に描かれている。
 一七章は首都サマリヤの陥落による北王国イスラエルの最期とアッシリヤ捕囚。
 一八章からは南王国ユダの行方について。一九章から預言者イザヤが登場する。
 二二章で南王国ヨシア王の時、律法の書を発見。
 二三章から二五章(最終章)で南王国ユダの首都エルサレムの陥落とバビロン捕囚。
 『列王紀下』に登場する王たちについては、北王国イスラエルがアハブ、アハジヤからホセアまで、南王国ユダがヨシャパテ、ヨラムからゼデキヤまでとなっている。
 こうして大雑把ながらも、自分なりの要点を備忘録としておくことで、後から振り返って、大いに役立つことがある。
 最後に忘れずに書いておくと、一八章の途中から読んでいて、それまでと印象が違って来たように感じた。

 以下は余談。
 今日は12月上旬とは思えないほどの陽気で、昼下がりに自転車に乗っていて、気持ちよく感じました。

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