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円空彫りの人たちはどうして木端仏(観音三十三身)を彫らないのかと、以前から不思議に思っていました。
木端仏の模刻を彫る際、必要となるお手本の写真は多数あって、材料になる木片(板材)も簡単に手に入れることができる。
実際のところ、木片で彫られている木端仏は30体もあり、どの像を彫ろうかと迷うくらいだ。
前置きはここまでにして、過日(18日と20日)の午前中、久しぶりに円空彫りを楽しみました。
下の写真がそれで、木端仏の「居士婦女身」(像高41センチ)と「童男身」(像高32センチ)です。
実物と同様、木の皮に近い部分を材料にして、木端仏をはじめて彫りました。
下の写真は模刻を横から撮影しており、像の厚みは約2センチです。
出来映えとしては、100点を満点とするならば、居士婦女身像が40点、童男身像が50点といったところでしょうか。
冒頭に記した疑問ですが、こうして自分で彫ったことで、答えが分かったような気がします。
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