Vol.116 青野太潮著『パウロ 十字架の使徒』を読んで


 昨日から今日にかけて、青野太潮著『パウロ 十字架の使徒』(岩波新書)を読みました。
 理由はパウロの人となりについて、もっと深く知りたかったから。
 以前の更新(Vol.106)にも書きましたが、パウロは何と激しい人であるか、というのが僕の印象です。
 

 本書では、パウロの生い立ちから始まり、思想に至るまで述べられていました。しかしながら、僕が最も知りたかったパウロの人柄というか、人間味については、直接的には触れられていませんでした(むしろ、それで当然なのですが)。
 本書は大変勉強になったことから、素晴らしい内容でした。その一方で、読んでいて、肝心なパウロの声は聞こえなかった、というのが正直な感想です。

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