Vol.203 続 ブルトマン著「ヨハネ第一の手紙の教会的編集」を読んで


 ブログ「Stay The Young (Trilogy)」をお読みいただき、ありがとうございます。

 過日(23日)の夜、『ブルトマン著作集9』聖書学論文集3(新教出版社)に収録されている「ヨハネ第一の手紙の教会的編集」を再読しました。
 

 以前の更新(Vol.182)に続き、例によって備忘録を。内容を六つに整理した。

 一、繰り返される「書きおくる(1;4、2;1、2;7、2;8、2;13、2;14、2;21、2;26 )」といった表現について。
 二、手紙の差出人である「匿名の著者は一個人ではなくて、耳で聞き目で見た証人を意味する『われわれ』」であり、手紙の受取人は「『あなたがた』として、すなわちキリスト教会、伝承の受け取り手」。
 三、5;13の「書きおくった」は手紙の結びの部分。
 四、5;14に編集者の存在が暗示され、5;14~21は教会的編集の付録。
 五、本書(『ヨハネの第一の手紙』)の構成については、2;18~27は2;28~3;24に対応。4;1~6は4;7~5;4に対応。1;5~2;17及び5;4~13の枠付け。
 六、1;7b、2;2、2;28、3;2、4;17は教会による挿入(後の挿入)。

 久しぶりにブルトマンの論文に目を通したけれど、やはり難しい。けれども、読んでいて、勉強になるのはもちろんのこと、興奮させられて、実に楽しい。

 以下は余談。
 今日の午前中は例によって、下の写真にあるように清掃奉仕(ボランティア活動)でした。
 

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