Vol.223 「第五エズラ書」と「第六エズラ書」を読んで


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 はじめに『エズラ記』の呼称に関して。テキストに使用した日本聖書学研究所編『聖書外典偽典 別巻』補遺2(教文館)は「ウルガタ(ラテン語訳聖書)」での呼称を採用している。詳しくは下の写真(本書237~238ページ)と併せつつ、説明すると、第五エズラ書とはウルガタ所収の第四エズラ書の第一~二章のことであり、第六エズラ書とはウルガタ所収の第四エズラ書の第一五~一六章のことである。
 


 ウルガタ所収の第四エズラ書については、以前の更新(Vol.220)で取り上げた。それと併せて、今回の第五エズラ書と第六エズラ書については、以前の更新(Vol.204 「『エズラ記』(ラテン語)を読んで」)で取り上げている。
 参考までに「エズラ記(ラテン語)」は新共同訳では、旧約聖書続編となっている。日本聖書学研究所編『聖書外典偽典』(教文館)では、同じ「エズラ記(ラテン語)」の「第四エズラ書」は旧約聖書外典、「第五エズラ書」と「第六エズラ書」は新約聖書外典となっている。
 とにもかくにも、「エズラ記」、「ネヘミヤ記」、「エズラ記(ギリシャ語)」、「エズラ記(ラテン語)」と同じく「第四エズラ書」、「第五エズラ書」、「第六エズラ書」と読み終えたことから、呼称の違いこそあれ、これで「エズラ」に関するものは、今日ですべて目を通したと思うと、僕は内心、ホッと安堵している。

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