Vol.210 イグナティオスの手紙を読んで


 ブログ「Stay The Young (Trilogy)」をお読みいただき、ありがとうございます。

 イグナティオスの手紙は全部で7通ある。

  『イグナティオス・エペソ』第一~二一章
  『イグナティオス・マグネシア』第一~一五章
  『イグナティオス・トラレス』第一~一三章
  『イグナティオス・ローマ』第一~一〇章
  『イグナティオス・フィラデルフィア』第一~一一章
  『イグナティオス・スミルナ』第一~一三章
  『イグナティオス・ポリュカルポス』第一~八章

 先月31日の午後、全7通に一挙、目を通したことから、今回は個別に取り上げることはしない(その代わりに作者のイグナティオスについて、別の機会に取り上げる予定です)。備忘録として、最も印象に残った『イグナティオス・フィラデルフィア』を挙げておきたい。『イグナティオス・エペソ』や『イグナティオス・ローマ』でないのが、僕らしいな、と。

 七章
 1 何故なら、ある人達が私を肉について迷わせようと欲するとしても、霊は神から出たものですから迷わされはしないのです。なぜなら霊は自らどこから来てどこへ行くかを知り、かくれたことを検討するからです。私はあなた方の中にいるとき叫び、大声で 神の声で 語りました。監督と長老団と執事につきなさい、と。
 

 上に引いた箇所では、僕が聖書の中で最も好きな聖句が引き合いに出されていた。それは言わずもがな、『ヨハネによる福音書』第三章第八節にて語られるイエスの言葉である。

 「風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞くが、それがどこから来て、どこへ行くかは知らない。霊から生れる者もみな、それと同じである。」

 また、上に引いた箇所と同様に、『イグナティオスの手紙』を読んでいると随所で、監督、長老団、執事に従うようにと呼び掛けられるのだ。

 以下は余談。
 これを書いている今、午前6時で、次第に明るくなってきた東の空には、三日月と星がまだ輝いていた。今日、明日、明後日は正念場だ。

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