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少し前の更新(vol.1141)にて、岐阜市芥見長山に安置されている星合信令の観音像を紹介しました。
昨日、11日付の岐阜新聞Webを読んだところ、
最後の1体「え、そこに」偶然の発見 観音像「全国に108体」ようやく証明
という見出しで、星合信令の観音像に関する記事が掲載されていました。
以下に記事の全文を転載すると、
岐阜市芥見長山の国道沿いに、交通事故の撲滅を願って建立された観音像がひっそりと立っている。愛知県尾張旭市で愛されてきた陶芸家星合信令氏(1901~84年)が手がけ、全国に108体あるとされる観音像のうち1980年建立の最も新しい作だという。ただ、尾張旭市は最近まで存在を把握しておらず、岐阜中署からの一報で在りかが明らかになった。
発端は9月下旬。同署は秋の全国交通安全運動の最終日である30日に、観音像の前で法要を計画していた。署員が製作者の名前を間違えてはいけないと、台座近くの碑文に作者名と共に記されていた尾張旭市に電話した。市の担当者は「え、そこに最後の1体が」と驚いた様子で応じた。星合氏は同氏と観音像をテーマにした企画展が開かれるなど同市で親しまれているという。
岐阜市の観音像は約70センチで白みがかった色合い。今も交通事故の遺族が花を手向けに訪れる。尾張旭市の担当者は「108体ある証明になった。見つけてもらいありがたい」と話した。
こうして星合信令の観音像が話題に取り上げられることは実に嬉しい。
しかしながら、上記の新聞記事の内容には誤りというか、間違っている可能性がある。それは「1980年建立の最も新しい作だ」と記している点で、少し前の更新(vol.1142)でも記したように1981年に建立された観音像が存在することだ。
下の写真がその証拠で、画面右上にあるように「昭和56年10月吉日建立」と刻まれており、岐阜市芥見長山の観音像よりも新しくて、翌年の1981年です。
新聞記事というものは情報の正確さが何より大事だと、僕は思います。
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