Vol.73 『使徒行伝』第一五~一八章を読んで


 前回の更新(Vol.72)からの続きで、『使徒行伝』の備忘録。
 2回目は第一五~一八章で、過日(先月30日)に読みました。

 一七章二三
 実は、わたしが道を通りながら、あなたがたの拝むいろいろなものを、よく見ているうちに、『知られない神に』と刻まれた祭壇もあるのに気がついた。そこで、あなたがたが知らずに拝んでいるものを、いま知らせてあげよう。
 一七章二五
 また、何か不足でもしておるかのように、人の手によって仕えられる必要もない。神は、すべての人々に命と息と万物とを与え、
 一七章二七
 こうして、人々が熱心に追い求めて捜しさえすれば、神を見いだせるようにして下さった。事実、神はわれわれひとりびとりから遠く離れておいでになるのではない。
 一七章二八
 われわれは神のうちに生き、動き、存在しているからである。あなたがたのある詩人たちも言ったように、『われわれも、確かにその子孫である』。
 一七章三一
 神は、義をもってこの世界をさばくためその日を定め、お選びになったかたによってそれをなし遂げようとされている。すなわち、このかたを死人の中からよみがえらせ、その確証をすべての人に示されたのである」。
 一八章九
 すると、ある夜、幻のうちに主がパウロに言われた、「恐れるな。語りつづけよ、黙っているな。

 上に引いた箇所は僕が読んで、心に残った言葉たちです。第一五~一八章のはずが、なぜか第一七章ばかり。パウロがアレオパゴスの評議所にて行った演説は言葉巧みだ。
 

 下は再読する際に必要な登場人物や地名などを整理して、挙げました。

 一五章二二 シラスの登場
そこで、使徒たちや長老たちは、全教会と協議した末、お互の中から人々を選んで、パウロやバルナバと共に、アンテオケに派遣することに決めた。選ばれたのは、バルサバというユダとシラスとであったが、いずれも兄弟たちの間で重んじられていた人たちであった。
 一五章四〇 パウロの旅立ち(2回目)
パウロはシラスを選び、兄弟たちから主の恵みにゆだねられて、出発した。
 一六章一 テモテの登場
 それから、彼はデルベに行き、次にルステラに行った。そこにテモテという名の弟子がいた。信者のユダヤ婦人を母とし、ギリシヤ人を父としており、
 一六章一二 ピリピにて
 そこからピリピへ行った。これはマケドニヤのこの地方第一の町で、植民都市であった。わたしたちは、この町に数日間滞在した。
 一七章一 テサロニケにて
 一行は、アムピポリスとアポロニヤとをとおって、テサロニケに行った。ここにはユダヤ人の会堂があった。
 一七章一〇 ベレヤにて
 そこで、兄弟たちはただちに、パウロとシラスとを、夜の間にベレヤへ送り出した。ふたりはベレヤに到着すると、ユダヤ人の会堂に行った。
 一七章一〇 アテネにて
 さて、パウロはアテネで彼らを待っている間に、市内に偶像がおびただしくあるのを見て、心に憤りを感じた。
 一八章一 コリントにて
 その後、パウロはアテネを去ってコリントへ行った。
 一八章一八 パウロの誓願
 さてパウロは、なお幾日ものあいだ滞在した後、兄弟たちに別れを告げて、シリヤへ向け出帆した。プリスキラとアクラも同行した。パウロは、かねてから、ある誓願を立てていたので、ケンクレヤで頭をそった。
 一八章二三 パウロの帰還(2回目)
 そこにしばらくいてから、彼はまた出かけ、ガラテヤおよびフルギヤの地方を歴訪して、すべての弟子たちを力づけた。
 一八章二四 アポロの登場
 さて、アレキサンデリヤ生れで、聖書に精通し、しかも、雄弁なアポロというユダヤ人が、エペソにきた。

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