さっと一読した際には、少し退屈を覚える内容に感じたけれど、よくよく読んでみると、実に凄い。人の出会いに例えたら、初対面の印象は良くなかったが、結果的に仲良くなった。
二章四の「見よ、その魂の正しくない者は衰える。しかし義人はその信仰によって生きる」については、いまさら僕が何かを書き加える必要もないだろう。
僕個人にとっては同じ二章の以下の箇所も心に響いた。
二章
一八 刻める像、鋳像および偽りを教える者は、その作者がこれを刻んだとてなんの益があろうか。その作者が物言わぬ偶像を造って、その造ったものに頼んでみても、なんの益があろうか。
一九 わざわいなるかな、木に向かって、さめよと言い、物言わぬ石に向かって、起きよと言う者よ。これは黙示を与え得ようか。見よ、これは金銀をきせたもので、その中には命の息は少しもない。
二〇 しかし、主はその聖なる宮にいます、全地はそのみ前に沈黙せよ。
上に引いた箇所からは戒めを、そして全書からは「待つ」ということの大切さを教えられたように気がする。
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