Vol.72 『使徒行伝』第一~一四章を読んで


 『使徒行伝』を読んで、心に浮かんだ事柄を書きたいと思う(備忘録として)。
 少し前の更新(Vol.69)で書きましたが、『ルカによる福音書』を読んだことから、『使徒行伝』はその続編に相当するというのが、読んだ理由です。
 また、結果的に4回に分けて読んだことから、それに従い、4回に分けて書くことにしたい。
 1回目は第一~一四章で、過日(先月28日)に読みました。

 二章四〇 
 ペテロは、ほかになお多くの言葉であかしをなし、人々に「この曲った時代から救われよ」と言って勧めた。
 三章六 
 ペテロが言った、「金銀はわたしには無い。しかし、わたしにあるものをあげよう。ナザレ人イエス・キリストの名によって歩きなさい」。
 四章一二 
 この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」。
 四章二〇
 わたしたちとしては、自分の見たこと聞いたことを、語らないわけにはいかない」。
 五章一五
 ついには、病人を大通りに運び出し、寝台や寝床の上に置いて、ペテロが通るとき、彼の影なりと、そのうちのだれかにかかるようにしたほどであった。
 五章三九
 しかし、もし神から出たものなら、あの人たちを滅ぼすことはできまい。まかり違えば、諸君は神を敵にまわすことになるかも知れない」。そこで彼らはその勧告にしたがい、
 九章一八
 するとたちどころに、サウロの目から、うろこのようなものが落ちて、元どおり見えるようになった。そこで彼は立ってバプテスマを受け、
 一〇章二六
 するとペテロは、彼を引き起して言った、「お立ちなさい。わたしも同じ人間です」。
 一〇章四一
 全部の人々にではなかったが、わたしたち証人としてあらかじめ選ばれた者たちに現れるようにして下さいました。わたしたちは、イエスが死人の中から復活された後、共に飲食しました。
 一四章九
 この人がパウロの語るのを聞いていたが、パウロは彼をじっと見て、いやされるほどの信仰が彼にあるのを認め、
 一四章一七
 それでも、ご自分のことをあかししないでおられたわけではない。すなわち、あなたがたのために天から雨を降らせ、実りの季節を与え、食物と喜びとで、あなたがたの心を満たすなど、いろいろのめぐみをお与えになっているのである」。

 上に引いた箇所は僕が読んで、心に残った言葉たちです。言葉で表現すれば、簡単だけれども、使徒たちのまさに炎のように燃え盛る情熱を感じずにはいられません。
 

 下は再読する際に必要な登場人物などを整理して、挙げました。また、地名はダマスコ(サウロの回心の地)、カイザリヤ、アンテオケ、クプロ(キプロス島)などが出てきました。

 一章一 続編と献呈
 テオピロよ、わたしは先に第一巻を著わして、イエスが行い、また教えはじめてから、
 一章一三 使徒たち
 彼らは、市内に行って、その泊まっていた屋上の間にあがった。その人たちは、ペテロ、ヨハネ、ヤコブ、アンデレ、ピリポとトマス、バルトロマイとマタイ、アルパヨの子ヤコブと熱心党のシモンとヤコブの子ユダとであった。
 一章二六 マッテヤが加わる
 それから、ふたりのためにくじを引いたところ、マッテヤに当ったので、この人が十一人の使徒たちに加えられることになった。
 四章三六 バルナバの登場
 クプロ生れのレビ人で、使徒たちにバルナバ(「慰めの子」との意)と呼ばれていたヨセフは、
 六章五 ステパノらの登場
 この提案は会衆一同の賛成するところとなった。そして信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、それからピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、およびアンテオケの改宗者ニコラオを選び出して、
 七章五八 サウロの登場
 彼を市外に引き出して、石で打った。これに立ち合った人たちは、自分の上着を脱いで、サウロという若者の足もとに置いた。
 八章五 ピリポ
 ピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にキリストを宣べはじめた。
 八章一四 ペテロとヨハネ
 エルサレムにいる使徒たちは、サマリヤの人々が、神の言を受け入れたと聞いて、ペテロとヨハネとを、そこにつかわした。
 九章二八 バルナバとサウロ
それ以来、彼(サウロ)は使徒たちの仲間に加わり、エルサレムに出入りし、主の名によって大胆に語り、
 九章四三 皮なめし職人シモン
 ペテロは、皮なめしシモンという人の家に泊まり、しばらくの間ヨッパに滞在した。
 一〇章一 コルネリオ
 さて、カイザリヤにコルネリオという名の人がいた。イタリヤ隊と呼ばれた部隊の百卒長で、
 一一章二六 クリスチャンと呼ばれる
 彼を見つけたうえ、アンテオケに連れて帰った。ふたりは、まる一年、ともどもに教会で集まりをし、大ぜいの人々を教えた。このアンテオケで初めて、弟子たちがクリスチャンと呼ばれるようになった。
 一二章一二 マルコと呼ばれているヨハネ、その母マリヤの家
 ペテロはこうとわかってから、マルコと呼ばれているヨハネの母マリヤの家に行った。その家には大ぜいの人が集まって祈っていた。
 一三章一 バルナバとサウロの旅立ち(初回)
 さて、アンテオケにある教会には、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、領主ヘロデの乳兄弟マナエン、およびサウロなどの預言者や教師がいた。
 一三章九 名前がサウロからパウロへ
サウロ、またの名はパウロ、は聖霊に満たされ、彼をにらみつけて
 一三章四六 異邦人への宣教
 パウロとバルナバとは大胆に語った、「神の言は、まず、あなたがたに語り伝えられなければならなかった。しかし、あなたがたはそれを退け、自分自身を永遠の命にふさわしからぬ者にしてしまったから、さあ、わたしたちはこれから方向をかえて、異邦人たちの方に行くのだ。
 一四章二六 帰還(初回)
 そこから舟でアンテオケに帰った。彼らが今なし終った働きのために、神の祝福を受けて送り出されたのは、このアンテオケからであった。

0 件のコメント:

コメントを投稿