Vol.246 渡辺和子さんのご尊父である渡辺錠太郎氏について


 ブログ「Stay The Young (Trilogy)」をお読みいただき、ありがとうございます。

 前回の更新(Vol.245)からの続きで、渡辺和子さんの著作に3冊、目を通して、特に『心に愛がなければ』(PHP文庫)が最も印象に残りました、と書いた。
 『心に愛がければ』に収録されている「もしもあの時」と題するエッセイで、次のように記されていた。

 もしもあの時、父が青年将校たちの手で殺されていなかったら、後年キリスト教の洗礼を受けなかったかもしれないし、その結果として修道者となり、岡山に派遣されることもなく、したがって、この原稿をお引き受けすることもなかったのだ。

 上に出てくるシスターのご尊父は二・二六事件にて殺害された故渡辺錠太郎氏で、彼の銅像が小牧市の西林寺にあると知り、今日の午後、足を運んだ。
 下の写真がそれで、一目で見渡せる境内へ足を踏み入れると、本堂前に傾き始めた陽射しを浴びて、それは建っていた。
 

 二・二六事件と聞いて、僕が思い付くことは、当時の大蔵大臣である高橋是清が殺害された、ということ。今まではそうだったけれど、これからは違っている。
 「南無阿弥陀仏」を唱えて、合掌した後、境内を出た。

 以下は余談。
 四旬節中でありながら、太ってしまった(53キロ)。BMIでは低体重でも、節制しなければ。

0 件のコメント:

コメントを投稿