Vol.152 旧約聖書続編(外典)の『ユディト記』を読んで


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 昨日(17日)の朝、『ユディト記』を読んだ。
 ネブカドネツァルの力強い台詞と才色兼備なユディトの姿が最も印象に残った。

 ネブカドネツァルの力強い台詞。
 一章
  12 このためネブカドネツァルはこれら全域の住民に対して激しく憤り、王座と王国にかけて誓った。必ずや、キリキア、ダマスコ、シリア全域に対して制裁を加え、モアブの地に住むすべての者、アンモン人、ユダヤ全土に居住する者、二つの海の境界に至るエジプトの全住民を、自分の剣をもって滅ぼす、と。
 二章
 6 西方に向かい、その全域を討て。彼らは予の言葉に従わなかったからだ。
 12予は自らの命と予の王国の権勢に誓って言う。言ったことは必ず実行する。

 才色兼備なユディトの姿。
 八章
 27 主は彼らの心を試すために火のような試練を与えられましたが、わたしたちの場合も同じで、決して報復ということではなく、主に近づこうとする者を教え諭すために鞭打たれるのです。」
 一〇章
 19 彼らは、ユディトの美しさに驚き、また彼女ゆえにイスラエル人に驚いて、口々に隣の者に言った。「これほどの女たちのいる民を、だれが侮れよう。彼らを一人でも生かしておくのはまずい。ほうっておけば世界中を籠絡するにちがいない。」
 一二章
 12 あのような女を抱かずにほうっておくのは我々の恥だ。彼女にしても、もし誘いがなければ、我々をあざけるだろう。」
 16 ユディトはそこに入って来て、席に着いた。ホロフェルネスの心は彼女に魅了され、魂は揺さぶられた。そして、ユディトを抱きたいという激しい欲情にかられた。彼は初めて彼女を見た時から、誘惑しようと機会をねらっていたのである。
 一三章
 7 そして、寝台に近づくと彼の髪をつかみ、「イスラエルの神なる主よ、今こそ、わたしに力をお与えください」と祈って、
 8 力いっぱい、二度、首に切りつけた。すると、頭は体から切り離された。
 

 同日夜、『ユディト記』を再読して、『旧約聖書』に組み入れられなかった理由が分かったような気がした。

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